町田くんの世界 12話 最新! 別冊マーガレット2016年4月号 ネタバレと感想

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以下 ネタバレ 12


回想・中学生の猪原さんの自宅にて



世界は私を拒絶する



誰もいない家に帰る中学生の猪原さん。
そこには封筒あり、

『奈々へ
今月分のお小遣いです。(食費込み)
母より』


と書いてあり、中には何万も入っています。
父はほとんど家に帰らず、
母は夜遅くに帰宅し、昼過ぎまで睡眠をとるという生活をしています。
そのため両親と顔を合わすことはありません。


猪原さんはテレビを付け、ソファーで買ってきた食事を取ります。

猪原

(自分がなんでここにいるのかわからない)
(…拒絶)
(も されてないか)
(空気…)
(空気も違うな)



だって空気は必要
でもあたしは――





回想・中学校の教室

猪原さんは真木さんというそばかすのある素朴なクラスメイトに話しかけられます。
持っている筆箱を可愛いと褒めてくれ、
二人は今度その筆箱を買ったお店に一緒に行く約束をします。

猪原さんは友達二人組から呼ばれ、その場を後にします。

猪原
(真木さん)
(なんかすごい好意を感じるな)



女子トイレ

友達に最近真木さんとよく絡んでいるねと言われます。

友1「あたし真木さんムリだわ―」
  「なんかダサくない?」

友2「わかる!」

黙る猪原さん。

猪原
(・・・・)
(この子達女王様だからなー)
(すぐ人の上に立とうとするってゆーか)


猪原さんは一緒にいて楽しいけど、
この二人のこういうノリにはついていけないと感じます。


猪原
(実際権力は絶大だけど)

こんなことを考えるなんて友達じゃないんだろうなと思ってしまいます。


回想・帰り道

猪原さんは帰り道に真木さんに会います。
お互い帰り道が同じ方面だとわかります。

真木「ね!」
  「じゃあこれからは」
  「一緒に帰らない?」

猪原「うん」


少し赤くなって言います。

真木「実はずっと」
  「猪原さんと仲良くなりたかったんだ」


真木さんは猪原さんが可愛くて憧れると言います。
そしてあの友達二人と仲がいいのに気さくだし、人を下に見たりしないと言います。

その言葉に一気に顔が曇る猪原さん。

猪原「・・・・」


だってそれはあたしこそ
この世界に
必要とされてないのに




真木「だからね」
  「猪原さんが好きなの!」
  「あたしと友達になってください」

猪原「…うん」


笑顔が戻る猪原さん。



その時…

友1「あれ?奈々?」

友達2人に偶然出会います。
これからカラオケに行く予定だが一緒にどうかと誘われます。

猪原さんは真木さんの手前困ります。

猪原「じゃあ、真木さんも」

友1「え?うそでしょ?」
  「真木さんと」
  「友達とか思われたら」
  「恥ずかしんだけど」

猪原「・・・・」

眉毛を下げ、赤面し手を震わせる真木さん。
これはただの辱めだと猪原さんは思います。

猪原「ごめん」
  「真木さんと帰るから」


ぎゅっと真木さんの手を握ります。

猪原「帰ろ」

真木「…うん」


真木さんは目に涙を浮かべています。


回想・次の日の学校

猪原「おはよう」

猪原さんは友達2人に挨拶しますが、無視されます。
2人はプライドが高いので、こうなることは猪原さんは予想していました。
真木さんを見つけ、

猪原「おはよう、真木さん」

笑顔で小走りでこちらに来る真木さん。





しかし
その脚は猪原さんを通り過ぎ…
友達だった二人のもとへ。

友1「あ、真木っち」
  「おはよー」

真木「おっおはよ」




教室へ行っても何か伝令が渡ったようで、猪原さんと誰も口を聞いてくれません。
猪原さんはクラスで孤立します。


回想・帰宅後の自宅の居間

両膝をかかえるようにソファーに座っている猪原さん。

分かっていたことなのに
親にさえ求められない
あたしが

誰かに
求められたりなんか
しないって



猪原
(あたしもずるい)
(真木さんのこと好きだったわけじゃない)



求めてくる誰かを求めただけ



猪原

(あたしなんでここにいるんだろう)


あたしを
知らないところに行きたい

もう誰とも
なんにも
関わりたくない


涙があふれ出します。


現在・クリスマスシーズンの高校生町田くんと猪原さん

町田くんとクリスマスを過ごしたいと思う猪原さん。
家族と過ごすのだろうなと思いつつも町田くんを誘ってみます。

町田「いいよ」

予想とは裏腹に快諾の返事をもらいます。
町田くんの家のクリスマスパーティーは25日なので、24日は大丈夫なのだと説明されます。
顔はポーカーフェイスですが、心の中で浮かれる猪原さん。


猪原さんはもっと一緒にいたい一心で、
これからできるだけ一緒に登下校して、クリスマスの計画を練ろうと提案します。
ちょっと強引だったかと心配しましたが、

町田「いいよ」


町田くんが笑顔で答えてくれます。


こんな穏やかな日々が
あたしに訪れるなんて



現在・猪原さんの自宅

誰もいない自宅に帰った猪原さん。


最初は町田くんは
あたしを求めてくれる
誰かだった

でも時間を重ねて町田くんは
誰でもない町田くん
町田くんでなければいけない
町田くんになった
町田くんを知れば知るほど好きになる

そう思うと真木さんともきっと
ほんとはほんとに
仲良くなれたんだと思う




台所で料理本を片手に料理をする猪原さん。

猪原
(人を好きになるって)
(自分の自信になるんだな)


 

ゆっくり距離が近づけば――



現在・電車の中

二人は並んで座席に座っています。

猪原「あーあと2週間か」
  「楽しみだなークリスマス」

町田「猪原さんてほんと」
  「クリスマスが」
  「好きなんだね」

猪原「・・・・」

(まぁニブいとこも含めて好きだからいーんだけど)


町田「そーだ」
  「おもしろいものあるんだけど見る?」



見せてもらったのは携帯の写メ。

白いタキシードを着た町田くんとウエディングドレスを女性と二人で撮った写真です。


町田「笑っちゃうでしょ」
  「これ幼稚園の時の先生」


家族にこの写真を笑われた町田くんは言います。



ポロ

涙が流れる猪原さん。


なに
これ



町田くんをおいて、一人走って降車してしまいます


現在・降車後の猪原さん

涙が止まらない猪原さん。

猪原
(そっか)
(町田くんは他の誰かと)
(結婚しちゃうかもしれないんだ)
(そんなの)
(考えたこともなかった)




ゆっくり?
何を?








―5月号へ続く…―

 感 想 

今回、猪原さんの下の名前が明らかになりましたね。
5話で六朗誕生時に町田くんに下の名前を尋ねられて、「…ヒミツ」と猪原さんは嬉しそうに含みのある答えをしていました。

正解は『奈々』でした。

町田くんの家は6人兄妹。
① 
② 
③ ミツ
④ おり
⑤ けー
⑥ 

…それで
⑦ 奈々
と偶然町田家と繋がっていたというわけです(^◇^)
なるほど~という感じです!!
好きな人と共通点に猪原さんが嬉しくなっていたのですね。

猪原さんの悲しい中学時代が明らかになります。
女子同士の付き合いは微妙なバランスですね。

絵から読み取れるお小遣い+食費の金額はおそらく5万円です。
中学生が持つには大きすぎる額ですよね。
家族に囲まれている町田くんとは真逆の環境です。

基本的に一話完結の物語ですが、少しずつ物語が繋がってきたのがファンには嬉しいです。
5話の猪原さんの名前もですが、
8話に登場した町田くんの初恋の英子先生との写真がここにきて出てくるとは(^◇^)
そして電車内の話は先月号の話しに繋がって行きます。
11話と合わせて読みたい今作でした。

町田くんと猪原さんとの間で大事にされている言葉の「ゆっくりいこう」ですが、
今回ゆっくりいこうとしていた猪原さんに焦りが生まれます。
次回にどうなるのか気になります。


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